KANPAI 2021

KANPAI 2021 田舎式発泡性ワイン

原材料名 ぶどう(埼玉県比企郡小川町産)
品 種 小公子100%
製造者 武蔵ワイナリー株式会社
    埼玉県比企郡小川町高谷104-1
酵 母 天然酵母
アルコール分 12%

内容量
フルボトル 750ml
価 格 3,850円

 
ハーフボトル 375ml
価 格 2,200円

2021年のぶどう栽培は梅雨が早めに終わってホッとしていたところ、8 月に秋雨前線がやってくるという一転悪夢の様な状況となりました。皮が薄く割れ易い小公子の栽培には非常に辛い環境となりましたが、天気予報と糖度計を確認しつつ、平均糖度 22~23 度とまずまずの状況で収獲出来ました。
2021年の仕込みは全量手除梗に挑戦し、多くの方々のご協力の元、丁寧な仕込を行えました。手除梗によりワインは一層美味しくなります。このワインには仕込5号と6号を用いましたが、仕込5号が16日、6号が11日の醸し発酵後に圧搾、2 仕込を合併しシュールリーにて約 1 か月貯蔵後、ぶどう果汁添加、おり引きをし、即日瓶詰めを行いました。
仕込 6 号は全量除梗せずに全房仕込を試みました。この仕込がワインのまろやかさ、複雑さを加える効果を出しています。 12 月初旬にリリースする予定でしたが、発泡性が十分ではなく延期しました。貯蔵温度を 3°Cほど上げ、2 週間後に最低限の発泡性を確認し、現状の微発泡でも十分美味しく、2021 年産ワインの年内リリースが実現しました。ただし、発泡性を十分引き出すには 1 月末以降まで待って頂きたい と思います。
これまで同様、ぶどう以外の物質を一切使用せず、無濾過・無清澄にて仕上げています。MLF 発酵は未確認ですが、瓶内で終了している可能性が高いものと推測しています。 2021 年産の小公子ワインは過酷な条件下でしたが、最高品質の 2020 年産ワインに次ぐ品質に仕上げることが出来ました。平均糖度が25 度を超えた2020年産ワインには残念ながら少し敵いませんが、間違い無く最高水準のワインに仕上がっています。

このワインは熟成期間を取らずに飲めるよう、発泡性に仕上げていますが、冷やしても常温でも楽しめます。現時点で、すでに飲み頃、更に年々熟成感を増すだろうと思います。このワインの実力はまだまだ先にありますが、やはり今楽しみましょう。 料理との相性は、肉系の中華料理などこってりとしたものや、ジビエ料理などとの相性は抜群です。恐らく相性の悪いものを見つける方が難しいと思われます。旨味を十分に感じるワインですので、料理を美味しくしてしまいます。

KANPAI2021 は、フルボトル 1,515 本、ハーフボトル 1,379 本と仕込量を倍増にしました。それでも売り切れてしまいますからお早めに確保して下さい!

武蔵ワイナリー株式会社 代表取締役・醸造責任者 福島有造

ワインの保存方法について

このワインは、亜硫酸塩等の酸化防止剤を無添加で造っており、酸化防止剤を添加したワインと比較して、温度変化や振動に弱いことが予想されます。

小川 小公子2013が初リリースのワインになりますが、保存状態が良ければまだまだ熟成していることを確認しています。

一方で、家庭用冷蔵庫の野菜室で、毎日頻繁に開け閉めを繰り返していたところ、残念ながら劣化してしまった例もございます。

購入後の長期保存につきましては、十分にご留意の上、お客様の自己責任の上でお願い致します。購入後の保存による劣化は、責任を負いかねますので、ご了承下さい。

適切な保管場所をお持ちでないお客様は、なるべく早めに飲まれることをお勧め致します。

なお、ワインに適した温度は、13度前後で、なるべく振動を与えることの無い環境が良いといわれています。