饅頭なんまら怖い2018
また福島がふざけていると言われそうですが、至って真面目です。
「小川ルージュ 2018 Oak」とでもしようかと考えましたが、まだまだ武蔵ワイナリーを代表する赤ワインを決めるには早いと考え、さらに日本文化を意識してこの名称にしています。至って真面目にふざけています!!
小公子 90%とメルロー 10%を、同時に人の手で除梗破砕し仕込みを行いました。従業員だけでなく、たまたまワイナリーにご来店されたお客様にも仕込にご参加頂きました。全房除梗、醸し発酵16 日目に圧搾、28、35 日目におり引き、約 11 ヶ月ステンレスタンク貯蔵後に 224L をフレンチオーク新樽へ移し約 11 ヶ月貯蔵、合計 22 ヶ月貯蔵した後に瓶詰めし、あえて樽香を楽しむワインとして仕上げました。
これまで同様、この仕込に関しても、ぶどう以外の物質を一切使用しませんでした。MLF 発酵を貯蔵時に確認、無濾過・無清澄にて仕上げています。貯蔵、瓶詰め時には、ステンレスタンクの空尺を埋めるために二酸化炭素を使用し、瓶詰め時には不活性のアルゴンガスを使用しました。亜硫酸塩を添加していない為、貯蔵、瓶詰めには品質保持に気を使っています。
小川町のメルローはまだまだ良いものが出来ていません。半分以上はジュース加工へとまわし、ワインには厳選したブドウのみを使いましたが、それでも糖度が 19 度程度で、着色も十分とは言えず、メルロー単独ではワインに出来ません。そのメルローが、それもたった 10%のメルローが、小公子の特徴を打ち消すくらいの存在感を見せているのです。
このワインはあまり温度を気にしません。13℃以下でもまろやかさを感じられます。樽による豊かな香りを感じ、ラベンダーやイランイランの様な甘い香り、カシスやプラム、ダークチェリーの様な味わい、コーヒー、キャラメル、チョコレート、なめし革を感じるかもしれません。

饅頭なんまら怖い2018(右)
原材料名 ぶどう(埼玉県比企郡小川町産)
品 種 小公子90% メルロー10%
製造者 武蔵ワイナリー株式会社
埼玉県比企郡小川町高谷104-1
酵 母 天然酵母
内容量 750ml
アルコール分 11%
販売を終了しました
現時点で、十分飲み頃です。しかし、年々熟成感を増すだろうと思います。5 年後なのか 10 年後なのか、まだまだこのワインの実力は先にありますが、待てそうにないですね。料理との相性は、こってりとしたものが合いそうです。和食よりは、イタリアンやフレンチ向きかもしれません。お肉でも牛、羊、鹿などが相性良さそうです。
このワインは 288 本と大変希少です。ボルドーらしい樽熟成のワインがお好みでしたら、このワインは自信を持ってお勧め出来ます。
武蔵ワイナリー株式会社 代表取締役・醸造責任者 福島有造
ワインの保存方法について
このワインは、亜硫酸塩等の酸化防止剤を無添加で造っており、酸化防止剤を添加したワインと比較して、温度変化や振動に弱いことが予想されます。
小川 小公子2013が初リリースのワインになりますが、保存状態が良ければまだまだ熟成していることを確認しています。
一方で、家庭用冷蔵庫の野菜室で、毎日頻繁に開け閉めを繰り返していたところ、残念ながら劣化してしまった例もございます。
購入後の長期保存につきましては、十分にご留意の上、お客様の自己責任の上でお願い致します。購入後の保存による劣化は、責任を負いかねますので、ご了承下さい。
適切な保管場所をお持ちでないお客様は、なるべく早めに飲まれることをお勧め致します。
なお、ワインに適した温度は、13度前後で、なるべく振動を与えることの無い環境が良いといわれています。