小川小公子2019 Oak(オーク)

小公子2019 Oak(オーク)
原材料名 ぶどう(埼玉県比企郡小川町産)
品 種 小公子100%
製造者 武蔵ワイナリー株式会社
埼玉県比企郡小川町高谷104-1
酵 母 天然酵母
内容量 750ml
アルコール分 11%
このワインの特徴は、オーク新樽 12 か月熟成+シュールリー製法。
特にシュールリー製法は、原材料にブドウ以外使用しない無添加の武蔵ワイナリー向きの製法として、2020年産ワインから全てのワインに採用することにしました。
シュールリーとはおりの上という意味で、おり引きは瓶詰め前だけ行い、おりと一緒にワインを熟成させます。これにより、旨味の豊富な味わい深いワインになります。これはおりが健全だから出来る技となり、なかなか他社は真似が出来ないものです。
全房除梗、醸し発酵 14 日目に圧搾、約 7 ヶ月ステンレスタンク貯蔵を行い、その後オーク新樽にて約 12 ヶ月熟成、瓶詰前におり引きし、直後に瓶詰め。 ステンレスタンク貯蔵中、MLF 発酵を確認、武蔵ワイナリーのワインはスターターの添加無しで自然に MLF 発酵が始まります。
これまで同様、この仕込に関しても、ぶどう以外の物質を一切使用しませんでした。貯蔵、瓶詰め時には、ステンレスタンクの空尺を埋めるために二酸化炭素を使用し、瓶詰め時には不活性の窒素ガスを使用しました。亜硫酸塩を添加していない為、貯蔵、瓶詰めには品質保持に気を使っています。
貯蔵時、酒石酸が一部結晶化し、除去されています。その分酸味は穏やかになっています。 それとオーク新樽の甘い香りは、酸が強めの小公子ワインとの相性が良く、シュールリーによる旨味と豊かな香りが料理との相性も良くしています。
最適温度は、他の小公子ワイン同様、20°C前後がお勧めです。みかん、白桃、ライチ、カモミール、紅茶、チョコレートを感じます。しかし、特筆すべきは豊かな旨味です。食事を豊かな旨味が包み込んでくれます。オーク新樽を使用すると、食事との相性は微妙になることが多いですが、このワインは食中酒として最適です。 現時点で、十分飲み頃です。
しかし、さらに年々熟成感を増すだろうと思います。3~5 年後が楽しみなワインです。ステンレスタンク熟成の小川小公子同様、お肉全般はもちろん、中華や和食との相性も良いと思います。フルボトル 824 本、武蔵ワイナリーの重要な方向性を示す自信作です。
武蔵ワイナリー株式会社 代表取締役・醸造責任者 福島有造
ワインの保存方法について
このワインは、亜硫酸塩等の酸化防止剤を無添加で造っており、酸化防止剤を添加したワインと比較して、温度変化や振動に弱いことが予想されます。
小川 小公子2013が初リリースのワインになりますが、保存状態が良ければまだまだ熟成していることを確認しています。
一方で、家庭用冷蔵庫の野菜室で、毎日頻繁に開け閉めを繰り返していたところ、残念ながら劣化してしまった例もございます。
購入後の長期保存につきましては、十分にご留意の上、お客様の自己責任の上でお願い致します。購入後の保存による劣化は、責任を負いかねますので、ご了承下さい。
適切な保管場所をお持ちでないお客様は、なるべく早めに飲まれることをお勧め致します。
なお、ワインに適した温度は、13度前後で、なるべく振動を与えることの無い環境が良いといわれています。