動かざること山ソービニオン小公子2018
動かざること山ソービニオン小公子2018
原材料名 ぶどう(埼玉県比企郡小川町産)
品 種 ヤマ・ソービニオン 48%
小公子 52%
製造者 武蔵ワイナリー株式会社
埼玉県比企郡小川町高谷104-1
酵 母 天然酵母
内容量 750ml
アルコール分 11%
価 格 4,620円
2019 年は同様の仕込みは行われておらず、2020 年産ワインまでお預けとなります。1,019 本と少量ですので、是非希少なこのワインをお試しください。
小公子とヤマ・ソービニオンをほぼ同量、同時に除梗破砕し仕込みを行いました。およそ 6 ヶ月ステンレスタンク貯蔵後に 460L ほどをフレンチオーク新樽へ移し、残りの 320L ほどをステンレスタンレスタンクにてそれぞれ約 12 ヶ月貯蔵し、瓶詰め前にアッサンブラージュ(ブレンド)しました。
仕込直後はあまり意味が無かったかなと思われたヤマブドウ交配種同士の混醸でしたが、力強い小公子と意外と繊細で淡い色彩のヤマ・ソービニオンはお互いの長所が引き出され、単一品種でのワインよりも複雑で奥深さを感じます。
これまで同様、この仕込に関しても、ぶどう以外の物質を一切使用しませんでした。一次発酵終了後と樽貯蔵時、瓶詰め前におり引きを行い、無濾過・無清澄にて仕上げています。MLF発酵あり。
貯蔵、瓶詰め時には、ステンレスタンクの空尺を埋めるために二酸化炭素を使用し、瓶詰め時には不活性のアルゴンガスを使用しました。
亜硫酸塩を添加していない為、貯蔵、瓶詰めには品質保持に気を使っています。
ワインのパフォーマンスは、小公子、ヤマ・ソービニオン単独のワインと同様やや高めの 20°C前後で引き出すことが出来ます。カシスやダークチェリー、紅茶の様なニュアンスとオーク樽によるバニラ香を楽しめます。10°C前後ですと、酸を強く感じ、柑橘系のニュアンスが強くなります。
現時点で、飲み頃にさしかかっていますが、少なくとも 5 年くらいは年々熟成感を増すだろうと思います。まだまだこのワインの実力は先にあります。
料理との相性は、肉系の中華料理などこってりとしたものや、ジビエ料理などとの相性は抜群です。
一方で、煮物など味濃いめの和食とも合わせられます。
武蔵ワイナリー株式会社 代表取締役・醸造責任者 福島有造
ワインの保存方法について
このワインは、亜硫酸塩等の酸化防止剤を無添加で造っており、酸化防止剤を添加したワインと比較して、温度変化や振動に弱いことが予想されます。
小川小公子2013が初リリースのワインになりますが、保存状態が良ければまだまだ熟成していることを確認しています。
一方で、家庭用冷蔵庫の野菜室で、毎日頻繁に開け閉めを繰り返していたところ、残念ながら劣化してしまった例もございます。
購入後の長期保存につきましては、十分にご留意の上、お客様の自己責任の上でお願い致します。購入後の保存による劣化は、責任を負いかねますので、ご了承下さい。
適切な保管場所をお持ちでないお客様は、なるべく早めに飲まれることをお勧め致します。
なお、ワインに適した温度は、13度前後で、なるべく振動を与えることの無い環境が良いといわれています。