説明
寿限無寿限無 小川 ヤマソービニオン ブランドノワール フリザンテ ぶどうの栽培期間中農薬一切不使用 低温発酵 補糖無し 酸化防止剤やおり引き剤等ぶどう以外一切不使用 無濾過 長久命の長介〜Jugemu2022〜
あまりに有名な「寿限無寿限無～」という落語の一節、ワインの名前が長いので、どうせなら言いたいことも全部ワイン名に入れてもっと長くして、ついでに長生き出来そうな目出度いワインにしました。略称は「Jugemu2022」でお願いします。
小川町産ヤマソービニオン（黒ぶどう）で造った微発泡性白ワインです。
【Jugem2022】
品目 果実酒
原材料名 ぶどう（埼玉県比企郡小川町産）
ぶどう品種 ヤマソービニオン100％
製造者 武蔵ワイナリー株式会社
埼玉県比企郡小川町高谷104-1
酵母 天然酵母
内容量 750ml
アルコール分 12%
2022 年のヤマ・ソービニオンは、2021 年の収穫減から一転して 2t 越えとなり、このブランドノワールも仕込段階で 1,000L と昨年の約 3 倍とすることが出来ました。しかしながら、9 月の日照が不足していたのか、未熟果を落とす作業に追われることとなりました。
収穫時期は必然的に遅くなり、それにより糖度、熟度とも申し分無い状態に持って行くことが出来ました。
ヤマ・ソービニオンは、小公子と比較すると害虫に狙われやすく、無農薬での防除は困難を極めています。ブドウスカシクロバとコナジラミ、この二大害虫との対決は毎年続きそうです。この害虫が増殖すると、糖度が上がらなくなってしまい無視は出来ません。
除梗せずに全房圧搾し、果皮の色があまり出ない程度のやさしい圧力で搾汁しました。熟度も進んでいますので、多少のロゼに近い感じも有りますが、琥珀色のブランドノアールに仕上がりました。
発酵は 9°C前後で 123 日間、そして発酵継続中のワインから一部抽出し、直後に瓶詰めをしました。
発酵期間を長くした分、発泡性はやや弱めです。
これまで同様、この仕込に関しても、ぶどう以外の物質を一切使用せず、無濾過・無清澄にて仕上げています。赤りんご、かりん、グレープフルーツ、パイナップル、果実以外では紅茶を感じ、余韻は長く、濃厚な超高級シードルといった印象です。
このワインも旨味を重視しており、料理との相性は幅広いです。特に合う料理としては、とんかつ、ガレット、カキフライなど、多少脂っこいものが思い浮かびます。旨味が強い分、様々な料理と合わせやすく、生ものでも合いますし、合わない料理を見つけるのが難しいです。もしも合わない料理を見つけたらご一報下さい!
Jugemu2022 としてフルボトルのみ 615 本リリースします。
このワインの飲み頃は現在です。遅摘みによる熟成感、シュールリーによる旨味があり、冷やしても常温でも旨いです。
武蔵ワイナリー株式会社 代表取締役・醸造責任者 福島有造
