小川 小公子 2020 Mizunara
フルボトル 750ml

¥7,700 (税込)

『小川 小公子 2020 Mizunara』

2020 年の小公子は、栽培方法の改善や強めの収量制限を行ったことで、ブドウが史上最高の出来となりました。通常収穫で糖度 25 度を達成し、小川小公子 2019Extreme を軽く超えてしまいました。ブドウの質が良ければ必ず良いワインが出来ます。10 日程度の醸し発酵後、ステンレスタンクに受けた後、おりも一緒にミズナラ新樽にて約 2 年熟成させています(シュールリー製法)。

原材料名 ぶどう(埼玉県比企郡小川町産)
品種   小公子100%
製造者 武蔵ワイナリー株式会社
埼玉県比企郡小川町高谷104-1
酵母  天然酵母
内容量 750ml
アルコール分 13%

説明

ブドウ栽培は、JAS有機でも使用が認められているボルドー液と呼ばれる農薬も使用せず、完全無農薬を実践しています(未認証)。また、化学肥料も使用していません。

『小川 小公子 2020 Mizunara』

2019 年までのワインは、私の想像していた範囲内のワインでしたが、2020 年の小公子ワインは私の想像をはるかに超えたワインとなり、凄いワインを造ってしまったという感動があります。武蔵ワイナリーのワインは確実に進化しており、それはブドウ栽培の進化と言えます。

当社は JAS 有機で認められたボルドー液すら使用していない完全無農薬栽培を実践しており、その様なブドウは日本に1%も存在していません。醸造においてはブドウ以外何も添加していません。
特に多くのワイナリーではブドウの糖度が足りない際に砂糖の添加(補糖)を行っていますが、自社ワインにおいて補糖を自主的に禁止し、品質向上に務めています。

2020 年の小公子は、栽培方法の改善や強めの収量制限を行ったことで、ブドウが史上最高の出来となりました。通常収穫で糖度 25 度を達成し、小川小公子 2019Extreme を軽く超えてしまいました。ブドウの質が良ければ必ず良いワインが出来ます。10 日程度の醸し発酵後、ステンレスタンクに受けた後、おりも一緒にミズナラ新樽にて約 2 年熟成させています(シュールリー製法)。

これまで同様、この仕込に関しても、ブドウ以外の物質を一切使用しませんでした。貯蔵時にはステンレスタンクの空尺を埋めるために二酸化炭素を使用し、瓶詰め時には不活性のアルゴンガスを使用しました。亜硫酸塩を添加していない為、貯蔵、瓶詰めには品質保持に気を使っています。

日本らしい日本ワインを造りたい、ならばジャパニーズオークと呼ばれるミズナラを使おうと初めて導入してみました。イチローズモルトがミズナラの発酵層を使用するなど、注目されています。

フレンチオークなどのオーク樽はバニラ香が特徴ですが、このミズナラは白檀(びゃくだん)、伽羅(きゃら)といったお線香に使われる香木の様な香りを想わせる特徴があります。このワインではバニラ香も若干ですが感じます。

小川小公子 2020 と比較すると、カシスやダークチェリー、干しイチジクなどの印象は変わらずありますが、深みの中にも華やかさを感じます。酸味もややさわやかです。色もやや明るめのガーネットです。シュールリー製法により料理との相性は万能で、合わないものが見つかりません。特に何か挙げるなら和菓子などデザートと相性が良いです。

このワインは現在すでに旨いですが、数年後はもっと旨くなります。5 年後 10 年後はさらに旨いワインになります。フルボトル 555 本、一期一会の希少なワインです。

武蔵ワイナリー株式会社 代表取締役・醸造責任者 福島有造